合同会社の設立と出資

合同会社の設立と出資者について


日本中に、というよりも、世界中にと言うべきなのかもしれませんが、とにかくこの地球上にはいろいろな形の「会社」が無数に存在しています。もちろん会社に属さない、あるいはいろいろな理由から属することができない人も少なくないのは事実ですが、しかし私たちのライフプランの大部分は、私たちが勤める「会社」の上に成り立っていると考えることは少なくともできるはずです。
さて、日本における「会社」にもいろいろありますが、やはりその大部分は「株式会社」ということになるとは思います。しかし近年の動向として言えることは、「合同会社」を立ち上げた、あるいはこれから立ち上げたいと考えている人が非常に多くなってきているということです。
となると、当然「株式会社」と「合同会社」ではいったいどこが違うのかという話になると思いますが、もちろんその差異はいろいろあるものの、やはり設立の時点で早くも異るところがあるという意味では、会社設立のための「出資」の部分がはじめにピックアップされるべきでしょう。要するに、会社設立のために出資を行う人、つまり「出資者」が、この両者ではまったく異なるのです。
株式会社の場合、簡単にいえば、株主(オーナー)が出資して会社を設立し、経営本体は会社の経営層が行うということになるわけですが、これに対し合同会社の場合、出資者がそのまま経営者になるという特徴があります。ただし、「一人株式会社」は例外的に、合同会社同様出資者と経営者が一致します。
また、合同会社の「社員」というのは、株式会社の「社員」とは少々ニュアンスが異なります。後者はどちらかと言えば「従業員」のイメージが強いかもしれませんが、前者は「従業員」ではなく、出資を行った人全員を「社員」と呼びます。つまり、出資者(経営者)は全員「社員」と呼ばれるという特徴も、合同会社特有のものであると言えます。
合同会社でも、出資する人がひとりだけの場合もありますし、複数の場合もあります。複数の場合は、その中から代表者となる「業務執行社員」を決定することが多いです。これは株式会社でいうところの「取締役」に相当します。また、大所帯の合同会社の場合、業務執行社員が複数になる場合もあり、ここからさらに代表者を選出することもあります。このとき選出された業務執行社員を「代表社員」と呼びます。これが株式会社でいう「代表取締役(社長)」に相当することになります。”